2006-12-03

四大浮世絵師展

松坂屋美術館で開催された四大浮世絵師展に行って来ました。
詳しい事は何も知らずに行ったのですが、写楽・歌麿・北斎・広重の作品を個人収集されたもののようで、小学校や中学校の美術や社会の教科書で見たような作品も幾つか有りました。
また、浮世絵だけでなく、各人が描いた画もあり、なかなか面白かったです。
特に、面白いと思ったのが北斎漫画。浮世絵のようにキレイな色刷りではないのですが、簡略化されたラインがサラサラっと流れるように描かれているにもかかわらず本質を的確に表しています。
あと、北斎の描いた妖怪絵も結構気に入りました。妖怪なのに、怖いと言うより、どことなくユーモラスなんです。
でも、浮世絵ってCMとか紙媒体の広告とかで目にしていることは多いんですが、普段実際に見るチャンスはほとんど無かったんだけど、実際見てみると思っていた以上に繊細で、でも大胆で、ずーっと見ているとその一本一本のラインの凄さに感動します。私には、これが版画で、その色を重ねるために7~9回も重ね刷りしているなんて信じられません。
 一枚の浮世絵を作るために、版木は何枚必要だったのか?
 写楽は一年に満たない期間に沢山作っているけど、それって神業のようだったんじゃないのか?
……等々、興味は尽きませんでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿